ニッケイ新聞 2014年3月7日
「凄い!」との歓声が、本紙サイトでコラムを連載しているフリーアナウンサーの竹内香苗さんから挙がった。講演に来伯していた作家の黒碕薫さんよりカードを預かり、5日、竹内さんに手渡した時の第一声だ。
黒碕さんが来伯していたのは知っていたが、「まさかカードが届くとは思いもしなかった」とのこと。実は黒碕さんは、以前竹内さんが日本のラジオでアシスタントを務めていた頃からの熱心なファンで、本紙コラムの事も既知で、今回の運びとなった。
受け取ったカードを見て竹内さんは「ラジオをしていたのは大分前だが、元視聴者と日本から遠く離れたブラジルで今つながるなんて、あの頃は想像も出来なかった」と感激しきり。
「今回のようにブラジルにいたから繋がった縁を、日本に帰った時にも繋いでいきたい。その為に在伯中にもっとポルトガル語とブラジルの事を勉強して、帰国した時にアナウンス業でこの国の事を伝えるのが今の目標です」。2月11日にサンパウロ市内の産院で第一子長男を出産したばかりの竹内さん。現役時代そのままの愛らしい笑顔で、そう溌剌と語った。(康)