ニッケイ新聞 2014年3月12日
「こどものその」は58年の開所当時こそ〃子ども〃が対象だったが、現在は40代から最高齢73歳までの80人が暮らし、約60人の従業員とその他ボランティアがその活動を支える。催しものは、活動を支えるための貴重な収益源のひとつだが、「同様の活動をほかの福祉施設も行うので、人集めに苦労する」と漏らす谷口理事長ら。「近い将来、団体同士で協力しあい、大きなひとつの催しにすることも考えられる」とか。
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日本の民放ニュース番組で2日、オーストラリアのとある公立小学校がはじめた「イマージョン・プログラム(没入法)」と呼ばれる教育手法を取り入れ、算数や歴史など通常教える科目の半分を第二外国語だけで(この学校の場合、日本語で)行うという取組みが紹介されていた。授業中に誉めるのも、泣き出す生徒をなだめるのも日本語。募集をすると予定の3倍の応募があったという。同手法を導入した小学校はまだわずかとのことだが、言葉と文化の継承を課題とする当地コロニアにも興味深い内容では?
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1990年代にあった日本食店「六本木」が、先月18日、同イタイン・ビビ地区に再オープンした。黒を基調にしたモダンな内装で再出発、各種グルメ情報サイトによれば、日本食を中心にアジア諸国の料理を提供しているとか。場所は旧店の場所から2区画離れたRua Lopes Neto, 15。月~金は、昼は正午、夜は午後7時から。土曜は正午から午前1時まで営業している。問い合わせは同店(3079・0283)まで。