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ニッケイ新聞 2014年4月1日

ファッションショーを行なった柏原伸一さんは「リベルダーデは、他の国の文化も混ざって日本らしさが薄れてしまい、とても残念。日本自体は今、クール・ジャパンという合言葉で国外に日本文化を輸出しようとしている。その波に乗って、更に新しく進化する事を期待したいし、自分もその一端を担いたい」と見据えた。ショーは大成功に終わったが、柏原さんの夢はまだまだ始まったばかりのよう。

柏原さんがニューヨークで行った「Tokyo Fashion Festa NY」。ビジネス支援サイト「J—Net21」によれば、フェイスブックを立ち上げ席の予約を受け付けた所、申し込みが殺到してサイトがダウンするほどの反響だったとか。協賛した日本企業は米国で認知度を高め、NYに商品を輸出したり、店舗を構えたりと進出の景気になったという。今回のショーを機に、ブラジルが日本企業の目に留まれば。

総会に先立って行われた3月度代表者会議で、日本祭り実行委員長山田康夫氏(滋賀)は「新規協賛企業の契約が1件まとまりかけている。楽観視は出来ないが赤字問題に光明が見えてきた」と進捗報告を行った。また、参加者からの「高齢者入場料を半額にしては」との意見に対して「検討していく」とし、「昨年発売された日本祭りのDVDを20レで販売する」というなかなか泣ける努力も。会場費の高騰などで25万レアルの赤字が見込まれている同祭りは7月4、5、6日の開催。残り3カ月—執行部の手腕が問われる。