ニッケイ新聞 2014年4月1日
健康食品会社を起業・経営していた水野裕明さん(54、愛知)=大阪在住=が、新たな健康食品や市場調査、経済状況視察のために先月4日から滞在している。25年前に調査のため初来伯し、今回2回目となる。
前回に比べ「経済成長が著しい」と感想を述べた。当時日本では健康食品に対する関心が高く、当地のプロポリス、栄養補助食品をはじめ世界各国の関連商品を2、3千点も取り扱っていた。ただし、その会社はすでに売り払い、次のビジネスを模索中という。
日本の健康食品事情に関し、「今はブームが過ぎ、より低タンパクなものが人気。多種多様な商品が多くありすぎる」と見ており、健康食品の他にブラジル特有のものを扱いたいとも語る。
またW杯、リオ五輪を控える当地の経済成長振りや市場の大きさにも注目していると言い、「日本で人気のある商品をブラジルに持ち込むのも良いかも」との感触を持ったとも語った。10日間ほどの滞在で各地を回り帰国する予定。