ニッケイ新聞 2014年4月2日
日伯修好通商航海条約締結120周年の記念誌作成を進める「日伯友好掛け橋協会」(中沢宏一会長)は5日午後2時から、宮城県人会で「第2回フォーラム」を行う。医療関係者数人を招き、医療分野での日伯交流の軌跡を確認する。日ポ両語対応。
サンパウロ州立カンピーナス大学(UNICAMP)の教授を務める山中アデマール内科医は、1983年から4年間千葉大学へ留学し、消化器の博士号を取得。内視鏡研究を行うUNICAMP・富山大学間の医療提携事業などを語る。
母のたつみさんが戦時中、満州で看護士を務めた経歴や、1957年の移住後生活を振り返る。
サンタクルス病院などに所属する橋本クラウジオ医師は、同院の歴史や日伯関係などを紹介する。創立時の所属医師や看護士名簿など、当時を懐古する資料も展示するという。
掛け橋協会から宮村秀光副会長兼編集長と、日本語の編纂に携わる野口博史さんが来社し、「医療分野での日伯友好関係を確認する良い機会」と一般参加を募った。
1月31日には第1弾として、NEC関係者による「通信事業の近代化」をテーマに意見交換会を行った。