ニッケイ新聞 2014年4月5日
ダッタフォーリャが全国49市、4681人を対象に行った調査によると、月~金曜のお昼は外食という人の月平均の昼食費は最低賃金(724レアル)の91・6%に相当する663・08レアルだったと3日付フォーリャ紙が報じた。
地理統計院によると2013年の年間インフレ率は5・91%だが、食料品や飲み物のインフレ率はそれを上回る8・48%、外食費は10・07%値上がりしている。外食費の値上がりは昼食を外でとるサラリーマンや学生などの懐も直撃しており、昼食の平均額は30・14レアル。
レストランなどで食べる、飲み物やデザート、食後のカフェもついた定食(プラット・フェイト)の値段は全国各地でばらつきがあり、地域毎の比較で最も高いのは中西部の31・44レアル。最も安いのは南部の28・20レアルだった。市単位の比較で最も高かったのは、ミナス州ベロ・オリゾンテの37・71レアルで、最も安かったのはリオ州ニロポリスの17・71レアルだった。
いわゆる市街地に住む人の場合、外食費は食費の33・1%を占めたといい、2002~03年に行われた調査の25・7%を大幅に上回った。外食費が占める比重が高くなったのは、働く女性が増えた事や自宅に帰って食べるのがより難しくなったという事情によるものと考えられている。