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農拓協新会長にカッポンボニートの岡本さん=赤字は9万レ、運営見直しも

就任あいさつをする岡本新会長

就任あいさつをする岡本新会長

 ブラジル農業拓殖協同組合中央会(近藤四郎会長)は先月21日午前、サンパウロ市事務所で「第57回定期総会」を開き、新会長にカッポン・ボニートの岡本エミリオさん(55、二世)を選出した。14人が出席した。

 岡本氏は、芋、大豆、とうもろこしを栽培し、協会では理事などを歴任してきた。「皆と相談してよりよい運営を目指したい。日本との繋がりを大事にしたい」と、抱負を述べた。

 近藤会長は、在任5期を「JICA、JATAK、CKCを通じ日系農家との連携を図れた」と振り返り、「次世代へつなげるための組織作りが必要」と話した。

 事業、会計報告も行われ、収入6万7693・49レ、支出15万7820・23レで約9万レの赤字となり、収支バランスを考えた運営が必要という意見が挙がった。

 新役員は以下の通り(敬称略)。【会長】岡村エミリオ(カッポン・ボニート)【理事】市瀬成生(サンミゲル・アルカンジョ)、小山ジュリオ(インテグラーダ)、高橋クレウゾ(モンテ・カルメロ)、辻崎アウグスト(ロンドリーナ)【監査】斉藤長一(グァタパラ)、坂口フランシスコ(トメアスー)、田畑稔(コチア)