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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年1月5日付け

 『オヤジバトル』の最終選考に残ったグループフレンズの演奏曲「燃えてサンバ」。曲のイメージとなったのは、蛯原さんと家族ぐるみの付き合いがあり「実の娘のよう」だというボーカルの原エライネさんなのだとか。「彼女のために作った曲で、最も上手く歌えるのも勿論彼女。僕の一番お気に入りの曲です」と気合を入れている。
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 新アルバムの録音のため来伯した、ジャズサックスプレーヤーの渡辺貞夫さん。「東日本大震災応援ツアーをやりたい」と、短く多忙な滞在期間中に何とか2日間を確保したが、会場の都合がつかず断念。結局、帰国の前日に小さなレストラン=本面記事に住所など詳細=の一角でライブを実施することに。渡辺さんの生演奏を聴ける貴重な機会だが、店の収容人数は30人程度のため、希望者は早めの来場がお勧め。
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 この年末、ブラジルの〃洗礼〃を受けてしまった。年末にマナウスへ行き、布製の小ぶりの鞄を機内荷物に預けた。到着後、出てきたのは側面が引きちぎられて破れた無残な状態。最初の一言は「中身は出ていませんから」。謝罪はなく、怒り心頭の中辛うじてクレームしたが、結局代わりのバッグを用意され、それで解決にされた。丈夫ではない素材のものを預けた自分が悪いと、タン航空だっただけに舌打ちして泣き寝入り…。この国のこのレベルに、未だ慣れない滞在2年目の耳子。