ニッケイ新聞 2013年1月8日付け
サンパウロ総合大学の入試(Fuvest)は6日〜8日に二次試験が行われ、1万人余りの定員枠を目指して3万人近い学生が受験中だが、リオ州内陸部からの受験生レイナルド・マシャド君(17)は、受験会場のモジ・ダ・クルゼス大学をサンパウロ市校舎だと思わずにモジまで行ってしまい、サンパウロ市まで戻ったが間に合わず、受験の機会を逃してしまった。「僕には唯一の機会だったのに」と涙に暮れたレイナルド君の進路の幸運を祈る。
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サンパウロ州では2011年に生まれた子供の母親の14・7%は10代だったことが判明した。1998年は20%だったので4分の1以上減ったことになる。この数字は米国並の水準で15%ほどのアルゼンチンやチリを下回るものとなった。これはサンパウロ州で10代の避妊が徹底され始めたことを意味するが、「大事なのは情報ではなく、少年少女たちがおそれずに避妊を実行できるかどうか」だと、ある医師はエスタード紙に語っている。
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6日、サンパウロ州海岸部ベルチオガに観光で訪れていたチアゴ・コスタさん(31)とイネス・ペスタナ・クルスさん(29)が落雷に遭い、救急病院に運ばれたが死亡した。イネスさんはポルトガル出身で、2人はサンパウロ州イトゥペヴァで5年前に結婚していた。急な豪雨の多いこの季節、雷の際は建物や車から出ないことが薦められている。