ニッケイ新聞 2013年1月25日付け
南米産業開発青年隊(早川量通会長)が19日、秋田県人会会館で『2013年度総会ならびに新年会』を開催した。サンパウロ市をはじめリオ、ポルト・アレグレ、クリチーバ等遠方からも隊員や家族が駆けつけ、約40人が出席した。
誓いの言葉と隊歌斉唱、先没者への黙祷に続き、早川会長が昨年度の経過報告、長田誉歳さんが会計報告を行った。渡伯した326人中、会報を受け取るのは約150人で、昨年はその内114人が会費を収めた。長田さんの几帳面な会計業務は定評を得ており、会費納入者は8年間でおよそ2倍になった。
役員改選では、隊員らの希望により現役員の続投が決定。早川会長は、「青年隊の子孫はほとんど大学卒業していて優秀。月例会などに参加してほしい」と話し、呼び込むための提案をしていくという。
盆小原国彦前会長は、「一人ひとりが迎えた50年について書いてもらった。今写真加工と選別を始めている。3月末には印刷所に送りたい」と記念誌制作の進捗状況を報告した。
最後に、移住60周年記念式典の川合昭実行委員長から「青年隊なくして60周年はできない。協力お願いしたい」との要請があり、隊員らは大きな拍手で協力の意思を示した。総会と記念撮影後は、隊員の妻たちが準備した昼食で和やかに新年会が開かれた。
坂本円二さん(79、徳島)は「1期から9期まで『俺、お前』の仲。年功序列の堅苦しさがないのが青年隊」と久々の再会を喜んだ。