ニッケイ新聞 2013年1月29日付け
大阪・サンパウロ姉妹都市協会(岡田茂男会長)の招待で、高校生の本田稔さん(18、三世)=サンパウロ市=が訪日するにあたり23日に来社、意気込みを語った。
大阪市が昨年から新たに行っている『姉妹都市交流推進事業』の一環。同協会は、1969年に調印された姉妹都市共同宣言に基づき、70年に創立した。
昨年9月にブラジル日本語センターと県連の主催で行われた『第6回弁論大会・第33回スピーチコンテスト』の出場者を対象に、優秀な成績を修めたサンパウロ市在住の高校生として、スピーチ部門Aで第一位となった本田さんが選出された。
約1カ月の日程で大阪市内のホテルを拠点に、市庁舎への表敬訪問、高校・大学生との交流、各地観光名所を見学する。
14歳の時に参加した『JICA生徒研修』以来の訪日となる。「同年代の人たちとの交流が楽しみ」と意欲をみせ「スピコンのテーマ〃もったいない〃という言葉は日本にしかない。その意味を現地で考えたい」と真剣な表情で話した。
共に来社した同センターの池本千草事務局次長は「サンパウロの高校生を代表するという気持ちを持って、たくさんのことを学んできて欲しい」と期待を見せた。
本日(29日)に出発し、来月25日に帰国する。