ニッケイ新聞 2014年4月11日
サンパウロ市で新たなに始まった市民評議会の外国人部門(コンセーリョ・パルチシパチーヴォ)は、今後の動きが注目される。日本でも増える外国人住民の声を尊重しようと、「外国人住民代表者会議」なるものが、各地で行われている。話し合われた内容が行政等に届けられるものの、具体的に市政や行政に反映されることは少ないよう。決定的に異なるのは代表者が選挙で選出される点だ。選ばれし代表者たちが、具体的な市政改善に影響を与えられるか、今後の展開が気になるところ。
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鍼灸師の小渡良博さんによれば、灸が当地では針ほど普及しなかったのは、灸にまつわるイメージが一因だとか。今日本では「美容にいい」と女性にも人気だが、「当地の二、三世にとって、灸とは疳の虫の治療という印象が強い」という。かんしゃくや悪さをした時に、灸でお仕置きをされた苦い記憶が蘇るのだろうか。小渡さんはリオ、ブラジリアなどでも灸講座を開いたが、圧倒的に非日系の参加者が多かったとか。
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パソコンを勉強しませんか? サウーデ文化体育協会(鈴木清会長)は、陸上、剣道、柔道、ゲートボール、ダンスなど様々な教室を開いている。その中でも高齢者向けのパソコン教室が人気だとか。12年前から、約300人が受講した。インターネットが使えれば調べ物も楽。メールで孫や友人とも簡単に連絡が取れるようになる。今まで苦手だった人も挑戦してみては。気になった方は同協会(11・5089・6958)まで。