ニッケイ新聞 2014年4月23日
ブラジル世論調査・統計機関(Ibope)が22日、2013年に開業したショッピングセンターは36軒で、月3軒が開業した計算になると発表した。
13年末現在で開業中のショッピングセンターは459軒。地域別に見ると、南東部244軒、南部82軒、北東部65軒、北部22軒、中西部46軒となっており、13年に開業したショッピングは北部と中西部に集中しているという。
また、2017年までに開業予定のショッピングセンターは107軒で、その内訳は、南東部44軒、北東部24軒、南部16軒、北部11軒、中西部8軒となっている。
ここ数年の傾向として目立つのは人口50万人までの町に開業するケースで、13年の場合、36軒の新規ショッピングセンター中、42%が人口50万人以下の町で開業している。この傾向は2014年も同様で、実に73%がこの範疇に相当。人口の多い大都市での開業数を大幅に上回る事になるが、それでも、売り場の総面積が4千平方メートルを超える大型小売店やショッピングセンターが一定の地域に集中する様子はまだまだ続きそうだ。
全国で唯一、ショッピングセンターがない州都は、人口約30万人とされるロライマ州のボア・ヴィスタ。だが、ここにも現在建設中のショッピングセンターが2軒あり、今年中に開業の予定だという。(22日付G1サイトより)