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内山クリチーバ総領事が帰国=「日系社会は永遠のアミーゴ」

ニッケイ新聞 2014年4月24日

 在クリチーバ総領事館の内山美生(よしお)総領事が3月末に帰国した。その直前に総領事公邸、クリチーバ文協で送別会が開かれ、多くの関係者が別れを惜しんだ。3月12日には同地での活動を称え、クリチーバ市議会から名誉市民章が贈られていた。
内山総領事はペルー、キューバなどラ米諸国に加え、ブラジル内はブラジリア、リオ、ポルトアレグレ、クリチーバで通算9年間の任務を務めた。退職前の最後の勤務地であったクリチーバでの1年4カ月は日系社会支援の強化、両国の個人や組織レベルでの関係強化に力を注いできたという。
同月17日夜に総領事公邸で行われた送別会で、集まった200人の招待客を前に「40年の職務を終える場所がクリチーバで良かった」と振り返り、「職務を遂行する上で協力してくれた政府関係者、日系社会の皆さまに深く感謝したい」とあいさつした。
リーガ・アリアンサの折笠リカルド会長は、「パラナ州の日系社会に多大な配慮をいただき感謝したい。パラナ日系社会は今後も州の発展に尽くします」と約束。クリチーバ文協の石崎ジャニオ会長も「総領事夫妻は日系社会の永遠のアミーゴ。これからも日系社会の発展を見守ってほしい」と伝えた。
同月12日には、パウロ・リンキ市議の尽力でクリチーバ市議会から内山総領事へ名誉市民章が贈られ、授章式に関係者約70人が集まった。
内山節子夫人(大阪)も総領事のブラジルでの任期に同行し、伴に各地を回ってきた。クリチーバでは女性達の二世会にも頻繁に足を運び、「日系社会の事をたくさん教えてもらいました」と振り返った。日系婦人とも交友を深め、各地で別れを惜しむ声が聞こえた。(長村裕佳子通信員)