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日系女性殺害犯を逮捕=「東洋系狙ってやった」

ニッケイ新聞 2013年12月7日

 【既報関連】先月30日に、サンパウロ市南部イピランガ区のサワダさん宅に強盗が押し入って現金1万5千レなどを奪った上で、サチカさん(78)を絞殺、エンジニアの息子(52)にも怪我を負わせた事件の容疑者3人のうち2人が4日、逮捕された。G1サイトが報じた。
 同日夜、容疑者らがサンパウロ市東部のガソリンスタンドに集まるとの匿名の通報が警察に寄せられたことから、顧客のふりをして近づいた私服警官が容疑者の身柄を拘束した。警察によれば、犯行を認めた容疑者の一人は「(サチカさんが)悲鳴をあげ続けたから殺した」、もう一人も「東洋系を狙っていた」などと供述しているという。奪ったお金のうち、二人が持っていた7千レアルは警察が取り戻し、遺族に返還された。
 事件に関与したもう一人の容疑者は、奪ったお金で車を買ったと見られており、まだ捕まっていない。州保安局によれば、容疑者らの予防拘禁はすでに第16市警の署長によって申請されており、裁判所の判断を待っている状態だ。