ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | リオ州の豪雨で死者3人=氾濫の危険のある川も残る

リオ州の豪雨で死者3人=氾濫の危険のある川も残る

ニッケイ新聞 2013年12月13日

 【既報関連】リオ市やその周辺で10日夜から降り始めた雨は、11日夜までに3人の死者を出した上、山間部などに範囲を移し、氾濫の起きる危険がある川も残っていると12日付各紙サイトが報じている。
 10〜11日の雨の被害はバイシャーダ・フルミネンセを中心に報告され、ベルフォルド・ロッショでは、18歳位の青年の遺体と、ノヴァ・イグアスでボッタス川の濁流に飲まれた大工のマルチーニョ・ダ・シウヴァ氏(50)の遺体が発見された。州北部イタペルナではカリェイロスの橋が落ち、車ごと流されたレイナルド・デ・ソウザ氏(26)が死亡した。
 リオ市やバイシャーダ・フルミネンセ周辺の雨脚は11日の内に弱まり、川の水位も要注意のレベル3となったが、山間部や北部、北西部では11日から雨が強まり、12日朝の時点で、山間部ノヴォ・フリブルゴのキタンジーニャ川やテレゾポリスのパケケル川などが氾濫する可能性の高いレベル4、その他の川がレベル3とされた。北部や北西部の川もレベル4〜3となっている。
 リオ市では43カ所の危険地区を中心に対策を講じる意向。12日の時点では、ノヴァ・イグアスやケイマードスなどを中心に州全体で約5千人が避難を余儀なくされ、395人が家屋を失った。リオ州知事は12日にバイシャーダ・フルミネンセの市長達と緊急協議を行った。