ニッケイ新聞 2013年12月18日
北東部バイーア州のコスタ・ド・サウイッペで12月6日、14年W杯組合せ抽選セレモニーが行われたのは記憶に新しい。そのとき、司会を務めたブラジル人モデルで女優のフェルナンダ・リマ(36)のセクシーな美貌は、世界中で良くも悪くも〃評判〃になった。
このプレゼンテーションでFIFAの「ミューズ」となったフェルナンダは西欧諸国では賞賛の嵐だったものの、イスラム教の国イランでは、彼女の着ていた、胸の辺りが大きく開いたドレスが「放送にふさわしくない」として中継を中断された。
17日付のポルトガル紙「オ・ジョーゴ」に掲載されたインタビューでフェルナンダは、この件でイラン国民に対して謝罪、組合せ抽選の結果を知りたいとテレビを観ていたイラン人が生中継を見られなくなったことに対し、「残念なことだった」とコメント。
また、自分が選んだ服が国外でネガティブな影響を与えたことについては、「思いもよらなかった」とか。「西洋人として、ああいうフェスタのような催しではどんな女性でも着るようなドレスを選んだ。世界のどの国の国民に対しても、混乱を起こすなんてことは私の意図ではなかった」と弁明した。
一方、フェルナンダを起用したFIFAは彼女の評判に気を良くしたのか、来年1月13日にスイスのチューリッヒで発表されるFIFA世界最優秀選手(バロンドール)の授賞式の司会も任されることになっている。フェルナンダは、そのときに着る衣装選びについては「皆が放送を見られるように注意する」と今から話している。
バロンドールに誰が選ばれるかも見ものだが、次のフェルナンダの衣装もある意味楽しみ?(17日付ヴェージャ誌電子版より)