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県連代表者会議=日本祭でW杯屋外放送実現へ=来伯日本人の観光客歓迎も

ニッケイ新聞 2013年12月19日

 ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)の年内最後となる代表者会議が12日、栃木県人会館で行われた。来年の『第17回日本祭』について、山田康夫同祭実行委員長(滋賀)から、ブース出展の申し込み説明会には「例年を上回る50以上の団体の参加があり、すでに38団体との契約を済ませた」ことが発表された。
 また、開催期間がW杯の準々決勝と重なることから、試合映像の屋外放送する案が挙がっていることを説明した。山田委員長は本紙の取材に対し、「日本代表が勝ち進めばより注目度が上がる。チケットを取れなかった人が応援出来る場になれば。放送局からの許可が必要だが、権利を持っているバンデイランテス局は、毎年日本祭にブースを出展するなど理解がある。交渉の余地はあるし、前向きに検討したい」と話した。
 宮城県人会の中沢宏一会長からは、「来伯する日本人をコロニア全体で歓迎する準備を進めるべき」との提案が行われ、W杯の予選グループで日本代表の試合が行われるレシフェ、ナタル、クイアバの日系団体等を巻き込み、ホームステイや会館への宿泊を実現する方法を模索していく意思が示された。近日中に賛同する有志らを集めての会合を開くという。
 会議後には忘年会が開かれ、賑やかに一年の労をねぎらい合った。