ニッケイ新聞 2013年12月20日
エスピリト・サント州で、数日前からの大雨による洪水被害が相次いでいる。19日付G1サイトによれば、同日午前11時半の時点で、2人が死亡、避難を強いられた人は1万6303人に上った。
同州では今月に入ってから例年より42%多い降水量に見舞われており、避難した1万6303人のうち1768人は家が全半壊して市の避難所へ、残る1万4535人は浸水などで自宅に留まることができず、親類や友人の家に移った。なお、19日午前の情報では2人が行方不明になっている。
州防災局によれば、州内78市のうち州都ヴィトリア大都市圏など33市が被害に見舞われている。9市では市役所が非常事態宣言をするための書類をまとめており、他の市では被害状況の調査に当たっている。
19日時点の気象情報では20日夕方と22日に再び雨脚が強まると予想されており、予断を許さない状況だ。