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ニッケイ新聞 2013年12月21日

 援協など日系福祉団体に1千万円の寄付を行った北島績さん。当地への連絡窓口として本紙編集部を選んだのは、滞伯中に出席していた一世の集まり「ひこばえ会」で、上田鉄三さん(故人)と知り合っていたからなのだとか。弊紙の前身にあたるパウリスタ新聞の編集長だった上田さんが、サドキン社時代の同僚だった松村剛志さんの姉と結婚したこともあり、「縁を感じた」という。もし北島さんのことを覚えている方がいれば、編集部までご連絡(11・3340・6060、nikkeyshimbun@gmail.com)を。
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 西森下議が昨年力を入れていた、日伯が協力してモザンビークの大規模農地開発をする「プロ・サバンナ」計画は現地情勢が難しくなっており、「具体的な進捗はない」とか。その他、「これからはボウサ・ファミリア(生活扶助)ではなく、ずばり教育扶助が必要」との考えを持っているという。生活扶助でピンガを買っている家庭もあるとの例を挙げ、それを教育費に充てることができれば、労働者の質の向上にもつながるとの見方を示した。日本語が最もうまい連邦だけに、ぜひ日伯交流促進にもう一肌脱いで欲しいものだ。