ニッケイ新聞 2013年12月24日
ナタール前最後の週末は、死者の出る交通事故が多発。サンパウロ州レージス・ビッテンコート道で起きた長距離バスの事故での死者は16人に増えたと23日付伯字紙サイトなどが報じた。
22日未明にサンパウロ州で起きた事故は、パラナ州クリチバからリオ市に向かう長距離バスが、高速道を外れ、約10メートルの堤防を転がり落ちたもので、2階建てバスの上部は完全につぶれた。事故車には46人が乗っており、14人死亡と報じられたが、その後も死者の数が増え、23日朝の死者は16人に達した。
警察では運転手の居眠り運転が原因と見て調査中だが、ペーニャ社の別のバスでリオ市のターミナルに着いた生存者や家族は、同社からは十分な情報提供などがなかったと苦言を呈している。
また、ピアウイ州南部の国道316号線では22日、ナタールのフェスタに向かったテレジーナ在住の家族が、追い越しをかけようとして対向車線のトラックと衝突、約20メートル引きずられて炎上し、一家5人が死亡した。同国道では21日午後も2家族が乗ったバンのタイヤがパンク、4人死亡、13人怪我という事故が起きた。
ナタール、年末年始は人の移動や酒を飲んだりする機会が増え、死者が出る事故も起き易い。通常以上の注意が必要だ。