市営市場駆込み客で賑う=ナタル前は全般に低調も
ニッケイ新聞 2013年12月25日
コンプラ・デ・ウルチマ・オーラ—。ナタル(クリスマス)直前となった21、22日の週末は、目前になってプレゼントや食材を買い求める人が、サンパウロ市の25・デ・マルソ街やショッピングセンター、市場などに押し寄せた。
サンパウロ市中央部の市営市場は、食材の豊富さに引かれた買い物客が集まる場所の一つで、23日の月曜日はいつも以上の人で溢れた。
今年のナタルは全般的に客の動きが少なく、売り上げは例年より15%落ちているとの予想さえあったが、23日の売り上げは予想以上だったと店主達も喜んでいる。エンポリオ・レノの主人、アドリアナ・ファリアさんは「みんなきっと、借金を抱えていたり慎重になり過ぎたりしているでしょ。でも今日はいい日だったわ」と振り返る。
サンパウロにいる家族と共にクリスマスを過ごそうと22日にソロカバからやってきたエリアナ・ロゴリゲス・ダ・シウヴァさんは、娘のヴァネッサさんと共にイヴの食事用の材料を買いに来た。「バカリャウ(干だら)やドライフルーツ、生の果物を買わなきゃ」というエリアナさんのそばには、サンパウロ市から450キロのサンジョゼ・ド・リオ・プレット市から買い物に来たマリウザ・ペレイラさんの姿も。マリウザさんも「カスターニャや果物、バカリャウ、さくらんぼ、干ブドウとかを買ったの。ここは品揃えが豊富だし、人々の動きを見ているのも楽しいわ」と屈託がない。
今年初めて売り出された「フマッサ・リキド」と呼ばれる品は28レアルで、食材と共に鍋に入れると燻製のような味や色、香りが楽しめると好評だ。アマウリ・ダ・シウヴァさんも「インターネットで見て買いに来た」という。
最後の最後まで買い物を先延ばししていた人々が駆込んだ23日。市営市場は24日も午後1時まで店を開け、駆込み客に対応した。
エンポリオ・レノのアドリアナさんも、「新鮮な果物を食べようと思ったら最後の最後でないとね」というが、品揃えの豊富さが売り物の市営市場だが、値段の点では必ずしも満足がいかない客の姿もちらほら。
息子達と共にナタルを過ごそうとポルトガルからやってきたコンセイソン・マイアさんは、120人が集まるフェスタの買い物をしながら、「ポルトガルだったら、品も良くて値段も安いところがもっとあるわ」と苦言を呈した。(24日付エスタード紙より)