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東西南北

ニッケイ新聞 2013年11月7日

 出版社や著者に対し、伝記の本人や遺族への伝記出版許可や肖像権の支払いの義務付けを求めた有名音楽家たちの集団「プロクレ・サベール」から5日、ロベルト・カルロスが脱退を発表した。これはロベルトが「大事なのはプライバシーの権利で伝記は許可なしでもよい」とテレビで発言したことに対し、カエターノ・ヴェローゾとシコ・ブアルキが批判したことを受けたもの。ロベルトは弁護士を介し、「セレソンから自分のチームに戻る」と音楽界の王らしい洒落た表現で語った。〃王〃がいなくなったセレソンだけに、残ったメンバーには不利な展開になりそうか。
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 サンパウロ州第12裁判所は1日に、サンパウロ州にある157刑務所の20万5千人の囚人に対し、お湯のシャワーを使うことを義務付ける命令を出した。現在、サンパウロ州にはお湯の出るシャワーのついた刑務所が5棟(全て女性囚刑務所)しかない。冬には水温が10度前後になることから、囚人の健康が問題視されたために出た。これが全囚人に適用された場合、州は55万5千レアルのガス代をさらに使うことになるというが、人権的には必要な配慮に違いない。
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 サンパウロ州地裁は5日、サンパウロ市議会が承認した2014年以降のIPTUの値上げ案に対し、差止め命令を出した。これは、10月29日に行なった2回目の投票が、世間一般に知らされずに真夜中に行なわれたことを問題視したもの。差し止め有効期間は「次の案が出るまで」だが、訴えた連邦検察局は同案の無効化も視野に入れている。