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「清濁合わせたブラジル伝えたい」=フリーアナウンサー 竹内香苗さん(35、愛知)

ニッケイ新聞 2013年11月8日

写真=局アナ時代には「みのもんたの朝ズバッ!」「はなまるマーケット」など有名番組に数多く出演し、看板アナとして活躍










 昨年まで所属していた日本のテレビ局・TBSでは数多くの看板番組に出演、テレビ放送の地上デジタル方式への移行期には局を代表する推進大使にも抜選された。
 夫の駐在に合わせ同局を退社後、昨年11月から5年間の予定で当地に滞在する。「伝える仕事を続けたい」との思いから日本の芸能事務所に籍を移し、フリーアナウンサーに転身した。現在は、局アナ時代に活躍したラジオや情報番組などを中心に不定期に出演、生活者の目線で現地の様子を伝える。
 来伯までブラジルの知識はゼロ。初めて見たコロニアは驚きの連続だったという。「英語も日本語も通じない社会の中に日本の文化が息づいている。それも、独自の発展を遂げた〃日系文化〃が根付いているように感じた」
 現在妊娠6カ月。来年2月に男児の出産も控える。柔和で穏やかな雰囲気を身にまといながらも「子どもが生まれるこれからは、社会の見え方が変わってくるはず。良いところ悪いところ合わせ、この国の多様性を多くの人に伝えたい」とジャーナリストの眼差しも覗かせた。