ニッケイ新聞 2013年11月9日
写真=開講式に臨む4人
JICAの日系継承教育・教師育成Ⅰサンパウロコースの開講式が先月22日、ブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)で行われた。
今回研修を受けるのは4人。ブラジルからは和久ローザさん(46)、丸山エミリアさん(40)、ボリビアからは岩瀬ともえさん(24)、山村ちひろさん(39)で、40日間同センターで研修後、日本で約2カ月半学ぶ。
開講に当たり板垣理事長は「日本語教育のためのカリキュラムだけでなく、日本文化も学んでほしい。歴史や背景を知らなければ、日本語教育は不可能」と話した。
講師を務める鶴田広子さんは「日本語は常に変化しているので、日本へ行くことは大変重要。それぞれの地域、国の代表として臨んで欲しい。今後はリーダーとしての活躍を」と語った。
開講式を終え山村さんは「移民学習にも取り組み、日本での研修を終えたら地元での日本語教育で活躍したい」と意気込み、和久さんは「聖北西地区には日本語教師が不足しているように思う。日系学習に貢献したいと思った」と応募のきっかけを話した。