大統領選世論調査=ジウマが支持率伸ばす=現状通りなら一次選で勝利=国民は「変化」を期待も=PSB勢がいずれも減少
ニッケイ新聞 2013年11月20日
世論調査統計機関(IBOPE)が行なった最新の大統領選挙に関する調査によると、ジウマ大統領の支持率が高まり一次投票で当選する可能性が強まったことがわかった。だが、その一方で、有権者が次期政権に「現状維持」よりも「変化」を強く望んでいることも明らかになった。20日付伯字紙が報じている。
今回のIBOPEのシミュレーションは4段階に分けて行なわれた。
まずパターン1の、ジウマ氏、アエシオ・ネーヴェス氏(民主社会党・PSDB)、エドゥアルド・カンポス氏(ブラジル社会党・PSB)で見た場合、ジウマ大統領の支持率が前回10月の同調査で記録した41%から43%に上昇した。アエシオ氏は前回と同じ14%と横ばいだが、カンポス氏が前回の10%から7%へ下がった。
また、PSBの候補をカンポス氏から、マリーナ・シウヴァ氏に代えたパターン2の場合、ジウマ氏が前回の39%から42%に伸びた一方、21%あったマリーナ氏の支持率が16%に落ちた。アエシオ氏は13%で変わらなかった。
続いて、PSDBの候補をアエシオ氏からジョゼ・セーラ氏に代え、PSBの候補をカンポス氏にしたパターン3の場合、ジウマ氏が40%から41%に伸び、セーラ氏も18%から19%に伸びたが、カンポス氏の支持が10%から7%に落ちた。
最後に、ジウマ氏、マリーナ氏、セーラ氏のパターン4にした場合、ジウマ氏が39%から40%に伸びる一方、マリーナ氏が21%から15%に落ちた。セーラ氏は16%から17%に微増した。
いずれの場合も、ジウマ氏の得票が他の2候補の合計を上回って「過半数越え」を達成する設定となっており、もし今、大統領選が行なわれたらジウマ氏が第一次投票で当選する可能性が強まっている。
だが、そんなジウマ氏にとって少し気がかりなデータも今回浮上してきている。それは、「次の政権に何を望むか」との質問に答えた有権者の62%が「変化」を望んだことだ。62%のうち24%が「連邦政府のすべてを変える」ことを望み、残りの38%が「いくつかのプログラムは残すが、大半を変える」ことをのぞんでいる。
一方、現状維持を望んだ人は35%だった。そのうち23%分が「少しを変えて後はそのまま」と答え、「今と全く同じまま」を望んだ人は12%だった。
2010年初頭に行なわれた同調査では、セーラ氏の支持率がジウマ氏を上回っていたが、国民の63%が「ルーラ政権で行なわれていることの維持」を望み、同年10月に行なわれた大統領選では国民の望みどおり、ルーラ氏の後を受け継いだジウマ氏が勝った。
前回10月の同調査では、マリーナ氏がカンポス氏のPSBに電撃移籍した話題性もあり両者の票が伸びていたが、今回の調査はその話題が落ち着いた後で行われた。