ニッケイ新聞 2013年11月23日
静岡県浜松市内の体育館で3日、『第5回浜松ジュニア空手道交流大会』が開催された。日系二世の児玉哲義さんが師範を務める世界空手道連盟士道館静岡県本部・児玉道場が主催した。東海、関東地区から17団体に所属する128人の幼児、小学生、中学生らがフルコンタクト空手の腕前を競いあった。
会場には「練習を頑張るから絶対に空手をオリンピックに入れて下さい」「外国の強い選手とオリンピックで戦いたい」といった参加者らの五輪への夢・思いを絵、習字、作文等により表した作品が展示された。
年齢によって13のクラスに分けられて試合が行われた。休憩時間はじゃんけんゲームが行われ、大会に参加した選手と応援に駆け付けた子どもたちが国籍に関係なく交流を深め、全員がプレゼントをもらい会場は笑顔で溢れていた。
日本人とブラジル人で結成されるナゴアス・カポエイラ協会のメンバーによるカポエイラ体験会も行われたほか、児玉師範率いる児玉道場の空手及びキックボクシングの演武で観客を楽しませた。
全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)の会長を務める河村建夫衆議院議員は、「7年後の東京オリンピックが正式決定したこの時期に、この大会が例年に増して熱い視線を浴びる中で華々しく開催されることは喜び」と話し、児玉道場関係者に深い敬意を表すと激励を送った。
実行委員長の児玉師範は、「大会に参加した選手たちが将来、オリンピックや世界大会等、大きな舞台でも活躍出来ること、大人になっても空手道を続けることに期待している」と話していた。