ニッケイ新聞 2013年11月30日
写真=福島名産の特製ラーメンに笑顔の来場者
福島県人会(永山八郎会長)は24日、同会館で『第5回喜多方ラーメン祭り』を開き、約250食を売り上げるほどの盛況ぶりを見せた。
特製醤油スープは、事務局長の曽我部威さんが手がけた。2011年から今年4月まで2年間JICAシニアボランティアとして滞在した武藤啓一・元喜多方市役所産業部マーケティング部長からの直伝の味だ。「『背中を見て覚えろ』という人で、順序立てて教えてもらったものではない。まだまだ試行錯誤」と曽我部さんは謙遜するが、会場からは「スープが美味い!」との声が多々聞かれた。
グアルーリョス市の製麺所「ミツバ」から取り寄せた太めのちぢれ麺、曽我部さんが中華料理屋巡りをする中で見つけたモジ市のメンマ、手作りのチャーシューなど具材にもこだわる。配膳や盛り付けは青年部メンバー約15人が担当した。
毎年参加するという伊下初美さん(69、福島)は、「来る度に良くなっている。スープに深みがある」と満足げな様子。友人らと来場した安田奈緒美さん(76、福島)も「量も十分で美味しい。良いイベントだね」と笑顔を見せていた。