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君津市から友好議団が来伯=大志万20周年式典に出席=「40年の絆確かめたい」

ニッケイ新聞 2013年10月3日

 千葉県君津市からの友好議員団が1日に来伯した。同市の小櫃小・中学校と姉妹校提携を結ぶ、サンパウロ市の大志万学院の創立20周年記念式典(4日)に出席する。
 同市のブラジルとの繋がりは1972年、戦前に移民として渡伯した小櫃地区出身の田丸義司さんの里帰りをきっかけに始まる。母校に向けて、関係者との親交があった松伯学園との姉妹都市提携を提案した。
 翌73年9月に縁組式が行われ、以来40年間、両校の生徒が互いの学校・地域を訪問しあうなどの交流を続けてきた。また、同年にサンパウロ州リオ・クラーロ市のインダイア小学校(現Escola Estadual Prof. Carolina Augusta Seraphim)と、松伯学園のグループ校として93年に設立された大志万学院と2004年に、それぞれ姉妹提携が結ばれている。
 一行は記念式典のほか、リオ・クラーロ市議会及び同地小学校や、君津市に大規模な工場を置く新日鐵住金の在伯関係施設等を訪問し、7日に帰国する。
 1日午前に来社した鴇田剛団長(市議)ら7人は「急な公務で来られなくなった鈴木洋邦市長から、直筆で『絆』と書かれた書を託されてきている。40年間の絆を確かめ、今後に繋がる訪問になれば」と意気込みを語った。