ニッケイ新聞 2013年10月3日
布に蝋で模様を描いて染める「ろうけつ染め」の展示会『春よこんにちは』が今月末、サンパウロ市パカエンブー区のカルロス・ディーヴァ・ピーニョ文化センターで開催された。約90人が来場し、温かな色合いの作品に見入った。
サンパウロ市でろうけつ染めを普及していた故・田中カズコさん(1925—2005)の元生徒らによる展示会。シダーデ・ヅットラ区で教室を主宰する横手アリセさんはじめ、ろうけつ染め暦20年以上になるビア・シモエス、フランシスカ・ド・ヴァウ、マルチネリ・ミンスさんらが陶器や壁かけ、スカーフなどを出品した。横手さんのしぼり染めによる曼荼羅作品も注目を浴びていた。
教室(R. Mario de Azevedo, 298, Cidade Dutra)の開催時間は月〜土の午前9時〜正午、午後2時〜午後5時で、料金は3時間で120レアル(布代は別)。随時生徒を募集している。
問い合わせは教室(11・5666・6025)まで。