ニッケイ新聞 2013年10月4日
イギリスの教育誌「ザ・ハイ・エデュケーション」が毎年発表している恒例の「世界大学ランキング」が発表され、昨年158位だったサンパウロ総合大学(USP)が226〜250位に落ち、200位台だったカンピーナス大学(Unicamp)も、300位圏外に落ちた。今年は南米からは200位入りした大学は出なかった。同誌の編集者フィル・バティ氏は「USPもUnicampも質が上がってきていただけに驚きの結果だ」と語っている。同氏はブラジルの大学が手続き上の問題で新しい教授との契約を結びにくかったことが原因ではないかと見ている。
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2日早朝、市警は、サンパウロ市西部ラッパの市場に、連邦監査サービス(SIF)のスタンプが押されていない、違法な豚肉を届けた2人の男性と、その肉を受け取ろうとしたメルカドンの担当者1人を逮捕した。警察は市場から、不審な肉が届けられそうだとの通報を受けて現場にかけつけ、400キロ分を運んでいた2人を逮捕、さらにもう300キロ分の肉も発見した。この肉は、サンパウロ州イタクアケセトゥーバの農場のものと見られている。
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2日の全国選手権、コリンチャンスは対バイーア戦を2—0で制し、9試合ぶりの勝利をものにした。これで13位まで下がっていた順位は9位に再浮上し、解任危機も囁かれていたチテ監督もとりあえずはひと安心。コリンチャンスはファンの乱闘事件で25日までサンパウロ市での試合を禁じられている状態でもある。一方、サンパウロはサントスに0—3で惨敗し、降格圏内ギリギリの16位へと順位を下げた。