サンパウロ市でバイクの国際見本市＝セナ顕彰の品も披露される

ニッケイ新聞　２０１３年１０月１０日

　サンパウロ市アニェンビーの展示場では８〜１３日の日程で第１２回モーターサイクルショーが開催されており、Ｆ１レーサーとして全国民から愛されていたアイルトン・セナを顕彰するバイクも披露されたと８日付Ｇ１サイトが報じた。
　セナ顕彰のバイクは、Ｄｕｃａｔｉ　Ｓｅｎｎａと名付けられ、披露の場には、セナの姪でモデルのパウラ・セナさんが親族を代表して駆けつけた。アイルトン・セナを追うようにＦ１レーサーとなったブルーノ・セナはパウラさんの兄弟だ。
　Ｄｕｃａｔｉ　Ｓｅｎｎａは、パニガレと呼ばれる機種の特殊仕様で、１１９８ｃｃ、１９５馬力。全体をグレーでまとめ、赤の〃Ｓ〃のマークとＳｅｎｎａの文字が刻まれている。生産台数はアイルトン・セナがＦ１レースに参加した回数にあわせた１６１台のみで、ブラジルの店頭には２０１４年の下半期から並ぶ予定だという。
　パウラさんによれば、アイルトン・セナはバイクにも良く乗っていたといい、感極まった様子で〃音速の貴公子〃の別の一面も明かした。
　４５０社の製品が出展されるショー開催の時間は、８〜１２日が午後２〜１０時、１３日は午前１１時〜午後７時で、入場は閉館時間の１時間前まで。地下鉄ポルトゲーザ／チエテ駅から送迎バスも出る。入場料は１１日までが３０レ、１２、１３日は４０レ。