ニッケイ新聞 2013年10月16日
コチア青年連絡協議会(村田重幸会長)は13日、宮城県人会館で「第14回古希、第8回喜寿、第5回傘寿祝賀会」を開いた。該当者40人含む約150人がこれまでの苦労をねぎらい、近況を報告しあった。
村田会長は、コチア青年の平均年齢が78歳となったことを報告、「みんなの壮健ぶりは素晴らしい。祝賀会への出席者も増え続けており嬉しい限り」とあいさつ。
在サンパウロ総領事館の佐野浩明首席領事は「みなさんの元気ぶりを日本に伝えたい」などと祝辞を述べ、文協の呉屋晴美副会長、県連の園田昭憲会長、援協の菊地義治会長が続いた。
該当する40人の名前が読み上げられ、花などが手渡された。謝辞として元会長の香川公宏氏がマイクの前に立ったものの「戦争責任を取っていない天皇はアジアに謝罪すべき」「原発について何をすればいいのか分からない」など、場違いな発言を続け、会場からは罵声が飛び失笑が漏れていた。
昼食会で参加者らはグラスを手に談笑、和気藹々とした時間をすごしていた。
トメアスー移住地から出席した乙幡正三さん(80、東京、1次7回)は「これも下元健吉さんのおかげ。コチア青年も、種子が飛び色んなところで芽吹くモギノ(マホガニー)と同じ」と笑顔で語っていた。