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ニッケイ新聞 2013年10月18日

 亜国の選手が「影響力大」とすすめた漫画『ヒカルの碁』は、10年以上前に週刊少年ジャンプに連載された囲碁漫画だ。それまでの「お年寄りの娯楽」というイメージを吹き飛ばし、日本で幼稚園児から高校生にいたるまで囲碁ブームを巻き起こした。今ではその漫画をきっかけに碁を始めたプロも活躍中とか。子や孫に囲碁を教えたい人は、まずその漫画のポ語版をプレゼントしてはいかが。
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 15日の午後6時過ぎ、東洋街の三重県橋下の大通りで自家用車同士の交通事故が起き、橋上から眺める人や写真を撮る人が多数集まった。後方から車が激しく衝突したようで、前方の車の下に潜り込んでいた。速度、車線を無視しがちなお国柄だけに、こういった事故を目の当たりにすると、「歩行者も気をつけなければ」と思わされる。渋滞の隙間をぬってスイスイ前進するバイクや、上り坂での信号待ちで躊躇なく車間距離を詰める光景は、見ていてヒヤヒヤ。こんな時、「他人の不幸は蜜の味」ではなく、「他山の石」として、今まで以上に交通安全を心がけなければと襟を正した。
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 ブラジルが世界の強豪国を招いて開催する国際フットサル大会『グランプリ・デ・フットサル』(今月22〜27日)に日本代表チームが初めて参加する。6月にあったコンフェデ杯に続き、ホスト国ブラジルの第一戦の相手国という大役だ。10日に発表された選抜メンバーには、ペルー系の森岡薫、ブラジル系の逸見勝利ラファエルという2人の日系帰化選手の名前も。昨年ベスト16入りしたタイW杯のように、世界の強豪相手にスルプレーザ(サプライズ)を起こせるか。