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ニッケイ新聞 2013年10月23日

 ピニェイロス文化親睦会に来賓として招かれた熟年クラブ連合会の五十嵐司会長。祝辞の際、お祝いの言葉もそこそこに、今年名称が変更された熟連についての説明にご執心の様子。肝心の式典とは関係のない内容が長々と続く間、顔を見合わせてため息をつく出席者も…。登壇した別の来賓の中には、あからさまに時計を指差す人の姿まで。もちろん悪気はないに違いないが、来賓だからこそ聞く側の気持ちを思いやるなど、おめでたい席なりに場の〃空気を読む〃ことも大事との声も会場では聞かれた。
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 南大河州ポルト・アレグレで開催されている第20回世界マスターズ陸上競技選手権大会に、日本芸能界からも「陸上・十種競技の元日本王者」という肩書きで活動するタレントの武井壮さん(40)が出場しており、100メートル(40〜44歳クラス)は11秒15で、4位タイという結果に。惜しくもメダル獲得はならなかったが、200メートル準決勝を22秒67でトップ通過した。その他にも日本短距離チームはフェイスブックで情報を発信している。地元だけに、当地の日系陸上愛好家のみなさんも健闘しているのでは。
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 三菱重工業や今治造船(愛媛県)など5社は、ブラジルの造船大手「エコビックス・エンジェビックス社」に参加することで合意したと毎日新聞などが報じている。ブラジルの造船事業に日本の造船会社と商社が共同で出資するのは初めてとか。約300億円を投じて株式の3割を取得し、国内造船業の海外企業への出資額としては過去最大という。出資するのはほかに、名村造船所(大阪市)、大島造船所(長崎県)、三菱商事。韓国、中国メーカーの台頭に対抗するためだという。