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ダイナマイト100キロ押収=ATM機爆破が目的か

ニッケイ新聞 2013年10月25日

 サンパウロ州グアルーリョス市の民家2軒で23日、計100キログラムのダイナマイトが見つかり、警察が押収した。同日付G1サイトなどが報じた。
 このダイナマイトは犯罪目的で使用しようとした疑いが強く、主に銀行のATM機の破壊が目的だったとみられる。
 警察犬、警察の爆発物処理班が出動して民家に進入したところ、一軒で100キロのダイナマイトと50メートルに及ぶ導火線が見つかり、もう一軒では18本の爆発管が見つかった。
 1月以降、サンパウロ市では1トン500キロ以上のダイナマイトが盗まれており、先月は一度で500キロが盗まれている。
 警察によれば盗難の多くが、ダイナマイトが岩石の爆破に使用される採石所で発生しているという。軍警のジェラルド・レイテ大尉は「爆薬がATM機の破壊や囚人の救出に使われるのを防げた」と話している。
 ATM機の爆破事件はサンパウロ市では今年だけで380件、1日に1件以上の割合で起きており、他にもミナス州やゴイアス州で頻発している。