ニッケイ新聞 2013年9月3日
北海道札幌市で開催されていたバレーボール女子のワールドグランプリ決勝ラウンド最終日の1日、ブラジル代表チームが対中国戦を3—0のストレートで制し、4大会ぶり9度目の優勝を果たした。1日付フォーリャ紙電子版が報じた。
今大会のブラジルチームは、米国、日本、イタリア、セルビア、中国の5チームと対戦して全勝、全試合でストレート勝ちという圧倒的な強さを見せつけた。
1セット目、2セット目は高いブロックを駆使し、強力な防御で最初からリード。中国チームが選手交代で流れを変えようとしたが、25—15、25—14という得点差で中国チームを制した。25—20で接戦となった最終セットは中国のリードで始まったが、後半は集中力で追い上げ、見事逆転した。
セッターのダニ・リンスは決勝戦で最優秀選手に選ばれ、オポジット(守備には加わらず、攻撃のみに専念する選手)のシェイラは18点を奪う活躍を見せた。
なお、CBV(ブラジルバレーボール連盟)のサイトによれば、この大会ではタイーザが最優秀選手賞、ファビが最優秀リベロ賞に輝き、北京五輪、ロンドン五輪に続くリオ五輪での3連覇に向け、大きく弾みをつけた。