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アンデスを徒歩で逃亡?!=救出のウルグァイ人男性=チリ政府が身柄引き渡しを要請

ニッケイ新聞 2013年9月12日

 【既報関連】4カ月前アンデス山脈の頂上付近で遭難し、8日に発見・救出されたウルグァイ人男性は、搬送されたアルゼンチンの病院に入院中だが、未成年者への性的暴行容疑で起訴されていたことがわかった。
 アルゼンチンのレオポルド・ガロ担当判事は10日、このラウル・ゴメス容疑者の身柄引き渡しをチリ政府が求めていると発表。同容疑者は身体が非常に弱っている状態のため入院を続けているが、連邦警察の管理下にあるという。
 今後は、チリ側が身柄引き渡しの請求手続きを終えるまでの1カ月間、アルゼンチンで〃仮拘留〃状態に置かれることになるが、ガロ判事は「その手続きが1カ月以内に終わらない場合、ただちに釈放しなくてはならなくなる」と付け加える。
 同容疑者は極度の脱水症状、栄養失調の状態から順調に回復し、既にUTI(集中治療室)から通常の個室に移っている。
 職業は配管工で、バイク乗りの集まりに参加するため、4月にアルゼンチンのメンドーサに到着した容疑者。そこからアルゼンチン南部を走り抜け、チリに入国した。5月11日、妻に「バイクが壊れたので歩いてアンデス山脈を越える」と連絡して以降、消息が途絶えていた。(11日付G1サイトより)