ニッケイ新聞 2013年8月3日
沖縄県石垣島出身のバンド「BEGIN」が、再びブラジルに—。2011年11月、サンパウロ市アニェンビー会場で開かれた初コンサートで、各地から駆けつけた約7千人のファンを熱狂させたことは記憶に新しい。メンバー3人の「また帰ってきます!」との約束から丸2年となる11月、サンパウロ(8日)とロンドリーナ(10日)の2市で2度目の公演が開かれる。3人の心に刻まれたブラジル初公演の思い出をもとに作った「シュラスコ」や「帰郷」などの新曲も初披露する。ウェルカム・プロ社主催、チケット販売は今月10日から(価格は未定)。
現在45歳の比嘉栄昇、島袋優、上地等さんの幼なじみグループで、1990年のデビューから安定した人気を誇り、息の長い活動を続けている。コロニアの人気も高く、カラオケなどではリクエストがよくかかり、沖縄系イベントでは間違いなく楽曲を耳にするほどだ。
今回の公演では、移民を描いた「帰郷」や、初シュラスコ体験を陽気に歌う「シュラスコ」など、アルバム「トロピカル・フーズ」に収録された2曲を披露する。
もちろんプログラムには、「島人ぬ宝」「三線の花」「涙そうそう」「オジー自慢のオリオンビール」など、お馴染みの楽曲も披露される。
同社の情報によれば、新曲のほかにも、ブラジルのファンをあっと驚かせるプログラムが準備されているようだ。
サンパウロ市での公演は11月8日にアニェンビー会場で、ロンドリーナは10日にジョゼ・ガルシア・モリーナ会場(ネイ・ブラガ公園内)で。
チケット購入はサイト(www.bandabegin.com.br)から、詳細は同社(11・5575・6055)まで。