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負債抱える家庭増える=7月の大サンパウロ市圏では57%

ニッケイ新聞 2013年8月8日

 サンパウロ州商業連盟が7日、7月末現在、大サンパウロ市圏で負債を抱える家庭は6月の53・5%より増えて57%になったと発表したと同日付G1サイトが報じた。
 7月末現在の負債を抱えている家庭の数は204万3千世帯で、6月の192万世帯より12万3千世帯増えた。12年7月の182万6千世帯と比べると、21万7千世帯増えている。
 負債を抱える家庭の割合は社会階層によって違い、最低賃金10以上の家庭では50・4%。この層は6月より11%ポイント増えた。10最賃未満の家庭は59・2%が負債を抱えているが、6月と比べ0・8%ポイント増に止まった。
 負債を抱えるケースは大半がクレジットカードの利用者で、その割合は73・6%。以下、車のローン17・3%、振込用紙での分割払い16・7%、個人融資12・4%、家のローン7・5%、特別小切手6%となっている。
 負債を抱える家庭の49・9%は月々の返済額が収入の11〜50%だが、19・2%の家庭はその割合が50%を超えている。返済額が収入の10%以下の家庭は28%、2・9%は無回答または不明だった。
 大サンパウロ市圏の場合、返済期日を過ぎた負債がある家庭の割合は18・7%で、6月と比ベ4・1%ポイント、昨年同月比では0・7%ポイント高くなった。

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