ニッケイ新聞 2013年8月23日
音楽を通した日伯交流に努めるボサノバ歌手の小野リサさんが、リオ・ブランコ国家勲章を受章した。同章はブラジル最高勲章の1つで、音楽家の坂本龍一氏も受章している。音楽ニュースサイト「ナタリー」が報じた。20日に東京のブラジル大使館内で行われた授章式で、小野さんは「素晴らしくて表現も多彩なブラジル音楽の中で育ったことは、宝物」などと喜びを語った。来場していた母親が涙する光景もあったとか。
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南大河州ポルト・アレグレに取材で訪れた際、せっかくなので改築中のW杯スタジアム「ベイラ・リオ」(インテルナシオナルの本拠地)を訪れてみた。開催まで10カ月を切った段階で屋根が骨組み状態のままなど、不安が残る出来ではあったものの、なかなかの大きさと迫力にワクワク。ちなみに同市内には、6万人収容で、昨年12月に完成したばかりのグレミオの本拠地もある。現地在住者によれば「W杯のために早く仕上げたのに、結局会場として誘致するだけのお金がなかったよう」とか。ベイラ・リオが万が一の時には、代替開催の可能性あり!?
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15日付のサンケイスポーツのウェブニュースによれば、NHKの番組『旅のチカラ』の撮影のためペルー入りしていた俳優の柄本明さん(64)が首都リマでのロケ中、強盗に襲われた。幸いスタッフを含め怪我人はいなかったが、カメラ等の機材を盗まれたため撮影続行は出来ず、すぐに帰国した。同番組は、ペルーでのロケをもって最終回を迎える予定だったそうだが、このまま放送中止となる見込み。