ニッケイ新聞 2013年8月24日
【既報関連】米野球メジャーリーグ(MLB)のシカゴ・ホワイトソックスに所属するアンドレ・リエンゾ選手(25)=アチバイア野球クラブ出身=が、21日に行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦で初勝利を挙げた。
先発投手として6回を投げ、被安打5、失点2(自責点2)、3四球、5奪三振の堂々のピッチングを見せ、5対2の勝利に貢献した。
平時よりコントロールに乱れが見られたものの、落差の大きいカーブがよく決まり、連打を許さない。4回の味方の満塁ホームランなどで5点の援護を受けた。後続したリリーフ陣の好投もあり、念願の白星を手中に収めた。
幼少期に指導にあたっていた、アチバイア野球クラブの総責任者・辻修平さんは「好調を維持できればシーズン終了までには最高7試合は登板機会が有りそう。何勝できるか楽しみ。当地の野球関係者はもちろん、市長始め市役所関係者、一般市民の人達も大きな関心を持ち一種のフィーバー現象がおきている」と地元の熱狂ぶりを伝える。
短文投稿サービス「Twitter」の同選手のアカウントには、複数の祝福メッセージが寄せられた。これに対し同選手は「温かい支援ありがとう! 心から感謝している」と投稿している。
先月30日にブラジル人投手として初めてメジャーリーグの試合に出場した。ここまで5試合に登板し、1勝0敗、防御率3・56を記録している。