ニッケイ新聞 2013年8月28日
日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力により14日、「ベレン社会福祉施設職業訓練用機材整備計画」の供与式が、パラー州ベレン市内グアマー地区のファビアーノ・デ・クリスト社会福祉団体ジョゼ支部で行われた。
この計画は、人口増加傾向にあるグアマー、テーラ・フィルメ両地区の住民の就職率や所得を更に高めるために、日本政府より約6万米ドル相当の無償資金を行い、職業訓練用機材を購入するもの。
当日はファビアーノ・デ・クリスト社会福祉団体の職員、職業訓練の開講を待ちわびていた母親を中心とする地域住民、州政府職員など100人を超える参加者が集まった。
沼田行雄在ベレン総領事は、同団体が40年以上も活動していることに敬意を示し、無償資金供与で「多くの地域住民が就職機会に巡り会うことを望む」との言葉を送った。