ニッケイ新聞 2013年8月29日
リオ市最大の文学の祭典である「書籍のビエンナーレ(Bienal do Livro)」が、本日29日に開幕する。主催者側は、8日までの11日間で60万人の来場を見込んでいる。26日付G1サイトが報じた。
会場は同市西部のリオセントロ(Av. Salvador Allende, 6555, Barra da Tijuca)、使用面積は5万5千平米、三つのパビリオンで行われる。
今回は16回目で、開催開始から30年目となる今年、招待された外国人作家の数は過去最多の29人。ドイツをオメナージェンし、ビジネス交渉用、500メートル平米の広いスペースを使った青少年向けのサロンも用意される。
外国人作家の中で特筆すべきは、ポルトガル語圏の文学界では最も重要なカモンイス賞を受賞したモザンビーク出身の作家ミア・コウト、米国のベストセラー作家ニコラス・スパークスのほか、ノンフィクションの分野でピューリッツァー賞候補となった、カール・マルクスの伝記で知られるメアリー・ガブリエルなど。11日間にわたる期間中は、様々なテーマでのディスカッションや講演が行われる。
会場でのアトラクションは、高さ1・2メートル、幅3メートルという世界最大のクロスワードパズルだ。マスの数は1万6千個、全て埋まると3200個の言葉が浮かび上がる。
ビエンナーレは平日は午前9時、週末は10時からで、月曜から木曜、日曜は午後10時まで、金曜、土曜は同11時まで。入場券は14レアルで、会場や指定されたガソリンスタンドなどのほか、インターネットのサイトでも購入できる。
プログラムなど詳細は公式ウェブサイト(www.bienaldolivro.com.br)にて。