ニッケイ新聞 2013年8月29日
保健省が27日、2012年に連邦直轄区や州都で行った調査では適正体重を超える人が51%に達し、調査開始以来、初めて過半数となったと発表した。
G1サイトによると、身長(メートル)を2乗した数字で体重(キロ)を割ったボディマス指数が25以上の人は、男性54・5%、女性48・1%で、全体で51%。同指数が25以上の人は、11年調査で48・5%、調査初年の06年は43%だった。
ボディマス指数が30以上の〃肥満〃は、男性16・5%、女性18・2%で、全体平均17・4%。11年は15・8%、06年は11・4%だから増加傾向は明らかだ。それでも、米国の27・7%やチリの25・1%、アルゼンチンの20・5%、ウルグアイの19・9%よりはましな状態だ。
学歴別に見ると、男性は学歴の高い人、女性は学歴の低い人に適正体重を超える人が多い。
州都別ではカンポ・グランデの56%が筆頭でサンパウロ市やリオ市は52%。太り気味や肥満が少ない州都は、パウマスとサンルイスの45%だった。
心臓に良い習慣としての野菜や果物を意識的に食べるは、全体で22・7%だったが、高校卒業以上の人は45%で食生活改善意欲は高学歴の人ほど高いという。心臓に良いとされる週5回以上フェイジョンを食べるは35・5%だった。心臓に悪い食習慣では脂身の付いた肉を食べるが32%、インテグラルの牛乳を飲むが53%、炭酸飲料を週5日以上飲むが26%となっている。
時間がとれれば運動するという人は男性41・5%、女性26・5%。