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東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月31日

 28日のドナドン下院議員の罷免免除の余波は大きく、30日の伯字紙の一面を大きく飾ったが、フォーリャ、エスタード両紙は同氏の罷免投票に参加しなかった議員と党を発表した。投票しなかった議員が最も多いのは労働者党(PT)の21人で、民主労働党(PMDB、15人)、進歩党(PP、14人)が続いている。投票しなかった議員には、ジョゼ・ジェノイーノ氏ら、メンサロン裁判で有罪となった4人の被告や、元サンパウロ市市長のパウロ・マルフ氏、下院人権委員会委員長のマルコ・フェリシアーノ氏、昨年のサンパウロ市市長選に立候補したガブリエル・シャリッタ氏の名前がある。
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 28日夜、サンパウロ総合大学(USP)サンカルロス校舎の学生寮に同校の元学生(23)が拳銃を持って押入り、銃弾を3発撃って去って行った。銃弾を受けた人はいなかったが、銃でなぐられて1人、騒動に巻き込まれて怪我をした人が2人の3人の負傷者を出した。元学生は3月まで同校に通っていたが、トロッチで先輩学生8人からオーラルセックスを強要されたという。大学新入生歓迎の行き過ぎたトロッチはかねてから問題視されている。
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 カカーが、自身の所属するスペインの強豪レアル・マドリッドからの移籍を希望し、そのために給料が下がることも厭わないとしている。カカーは全盛期だった2009年には年棒2800万レアルの世界的高給選手だったが、怪我が続き、近年は控え選手の扱いだった。ブラジル代表のフェリポン監督は、クラブで控えの選手は招集しないことを明言している。