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サンパウロ州、市が「崇教真光の日」=初代教祖の誕生日に制定

ニッケイ新聞 2013年8月31日

 羽藤ジョージ州議の提案により29日、サンパウロ州が初代教祖・岡田光玉氏の誕生日である2月27日を「崇教真光の日」に制定した。同日、州議会で開かれた式典には約500人が出席、三代目教祖の岡田光央氏も日本から駆けつけ喜びを語った。
 崇教真光は岐阜県高山市に本部を置く新宗教。手かざしによる「真光の業」で悩みや苦しみを浄化し、平和な社会の実現を目指している。1974年にブラジルで開教、現在は全州に拠点を置く。当地の信者数公称約2万人。
 羽藤州議は本紙の取材に対し、「宗教は人間生活の基盤。もっと宗教の力を強めたい」との想いを語った。ある時、友人の信者の間で記念日制定の案が持ち上がったのがきっかけという。社会慈善事業による貢献も考慮し、同宗の顕彰を決めた。
 同州議は式典で「崇教真光はブラジルに調和と繁栄をもたらした」と挨拶。信者であるアウミノ・アフォンゾ元サンパウロ州知事も「岡田光央氏の出席は、我が国全土に教えが届けられたことを意味する」と熱弁をふるった。
 岡田・三代目教祖は「地球、世界、人類、万教、もとは一つ。2月27日に世界が生まれ変わると信じる」と慇懃に感謝を述べた。「めでたさや 2・27 メウス・アミーゴス」と着伯後に作った〃俳句〃を披露すると、会場は総立ちで拍手を送った。
 出席者らは岡田教祖と共に、同宗の讃歌を合唱し、乾杯で記念日の制定を祝った。
 なお、翌30日には、神谷牛太郎・元市議の発案により、サンパウロ市議会でも2月27日が「崇教真光の日」に制定された。