ニッケイ新聞 2013年7月3日
「この吹流しを褒められると、まるで自分が綺麗って言われているみたいで」。そんな思いで作られた努力の結晶は水泡に帰した—。宮城県人会婦人部員有志によって4月初旬から製作が進められてきた吹流しや短冊といった七夕飾りは、使用される舞台を失った。冒頭のように話していた伊藤フミ婦人部長の笑顔を思うと、心が痛む…。
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中沢会長はACALが単独開催するという書類を受け取ったという19日の2日前には、「ACAL側から宮城側の実行委員長である鈴木運蔵さんが単独で呼び出された。決定権のない個人を呼び出しておきながら、話が進まないから単独でやる、という暴論を押し付けてきた」と話していた。しかしこれに対し、鈴木さんは「自分は呼び出されたのではなく、中沢さんからの指示を受けてこちらの意見とあちらの要望の橋渡し役になっただけ」と組織内部でも話が食い違う。中沢会長に再度確認すると「…ちょっと鈴木さんと話します」と歯切れの悪い回答。
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今週末、ブラジル剣道連盟が「第1回居合道選手権大会」を開く。蛯原忠男会長によれば、「連盟に所属していない人が多いので、全伯の居合道人口は相当な数にのぼるはず」。日系人の比率が多い剣道に比べて居合い道は非日系が主流で、中でも大学教授や医者など社会的地位の高いメンバーが多いとか。居合道の躍進に期待大。