ニッケイ新聞 2013年7月9日
6月以降、連日のようにマニフェストが続くリオ市レブロン地区で、頻発する警官との抗争に業を煮やした住民達がセルジオ・カブラル州知事に官邸に移るよう要求し始めたと6日付エスタード紙が報じた。
知事宅に近いデルフィン・モレイラ大通りでは4日も抗議行動が起き、午後10時50分頃、警官がゴム弾や催涙ガス弾を使用し始めた。抗争は5日未明も続き、交通が遮断され、警官4人が負傷、逮捕者も6人出た。同市では知事が住むアリスチデス・エスピノラ通りでキャンプする人が出るなど、知事宅前まで押しかけての抗議も多い。
「カブラル知事就任以来、この道ではいつも騒動が起きる」という住民達は、官邸に移るよう求める署名を始めている。