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コンフェデ杯に23万人=経済効果は7億4千万レ

ニッケイ新聞 2013年7月13日

 先月15〜30日に全国各地で行われたサッカーのコンフェデ杯で、試合を観戦するために各地のスタジアムを訪れたブラジル人は、23万人に上った。11日配信「コレイオ・ブラジリエンセ」のウェブサイトが報じた。
 11日の連邦政府観光省による発表によれば、これによって得られた経済効果は約7億4千万レアル。このうち観光業界には3億2200万レ、その他の業界に3億4800万レの効果があったとみられ、残りの7千万レは支出した分に当てられるという。
 2014年のW杯には、世界から60万人の観光客の来伯を見込む。ガスタォン・ヴィエイラ観光相は、「コンフェデ杯は、南アフリカやドイツでもそうだったように、あくまで地元民を対象にした大会だったが、すでにこれだけの経済効果が上がり、活気があることがわかった」とコメントし、W杯の集客に期待を示した。
 試合を観戦した人のうち、85・3%が試合のためだけにその地を訪れたと答え、62・7%が平均で3日間滞在し、そのうちの58%がホテルやポウザーダ(簡易宿泊所)に泊まったと答えている。
 試合を観戦するためにブラジルを訪れた外国人観光客の数は2万人で、全体の3%だった。平均の滞在日数は14日間で、このうちの80・4%がホテルなどに泊まったという。
 調査は経済調査院(FIPE)が、1万4千人の観客を対象に行った。詳細な結果は来週にも発表される見込みだ。